神様からひと言

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大手広告代理店から食品会社に転職した男がひょんな事からクレーム処理班に。クレーム処理班の仲間達との友情と新しい仕事の中で、互いに影響を与え合い、成長していく物語。

会社の裏の部分を知ってしまった主人公の彼が上層部に突撃を決意!そのときの先輩との会話より。「会社」を「おでん鍋」に例えるとこがよかった。・・・以下抜粋。

会社って何なんすか?


・・・おでん鍋
狭いとこでグツグツ煮込まってさ
部長だ課長だって
昆布とちくわぶかどっちが偉いかなんて
言い合ってるようなもんだ
牛筋はここでは一番高くて偉そうだけど
ステーキ屋持っていけばただのくず肉
こんにゃくはここでは安もんだけど
味噌田楽の店行けば堂々のエリート
ちくわぶはいわばここだけの天職
オレみたいなもんだな


じゃあおれは??


しらたき・・・
一見まとまってそうでじつはバラバラのヘナヘナ
それ自体全く味がない
それでもやっと手に入れた順番だから
みんな落ちこぼれたくないのよ
まぁもっともおでん鍋自体がなくなったら
身も蓋もないけどな